広田地域の恵まれた地形の中で、より自然に近い栽培方法で育てられた自然薯は、味、風味、粘りがさることながら、栄養価が高く、山菜の王様とも呼ばれています。
自然薯の大きな特徴は消化のよいデンプンを含むことと、消化酵素をたくさん含んでいることです。
アミラーゼを0.4~0.5%含んでいるほか、尿素分解酵素、酸化還元酵素など各種の酵素を含んでおり、この消化酵素は自然薯自身のデンプンをよく消化するだけでなく、いっしょに食べたものに含まれているデンプンの消化も助けます。自然薯は栽培されることにより、鉄、カルシウムが多くなります。これらは日常生活で不足している栄養素であり、健康増進に欠かすことのできない大切な栄養素でもあります。また、味・風味などがすぐれている点や薬用的価値が高いことも魅力の一つです。